珈琲屋をやろうと思ったきっかけ

進路を決めたのは高校生の時、なんとなく行く場所なくて、調理なら出来るかなという軽い動機で調理師専門学校に行きました。

それなりに学校に行き、なんとか卒業でき、就職先は東京のイタリアンに行くことが出来ました。成績や登校日数から見ても奇跡的でした。

そこはイタリア人のシェフとソムリエが3~4人と中国人2人、日本人が30人ぐらいの方が働く高級イタリアンレストランでした。

入ったばかりの自分は雑用をこなす日々、ホールスタッフで一番偉いイタリア人に気に入られ、

「君、毎日、私にエスプレッソを入れなさい」

といわれたのが、人生で初めて真剣に珈琲に向き合った瞬間でした。

エスプレッソコーヒーはイリーの珈琲をチンバリーで入れてました。

そのおいしさも衝撃的で感動しましたね。

入れ方をイタリア人直伝で教えてもらったのはほんとに感動し、夢中になってタンピングしたのを覚えています。

目標はイタリア料理のシェフを目指していましたが、当時は厨房に入るのも厳しく、ホール業務ではソムリエを目指すことになり、お酒が飲めない私には興味が湧かず、早くシェフになり料理を勉強したかったため、1年半で辞めてしまいました。

この経験がのちに珈琲に魅了されて行くこととなったきっかけとなりました。

今はエスプレッソコーヒーはあまり飲みませんが、基本の1つに心にいつもあります。

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